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自分のエネルギ-を浪費する6つのこと
  • 2015年11月15日
  • セルフケア
たあら通信で、どんなことが自分自身のエネルギ-を浪費するか、それをどう改善したらいいかを、6回に分けて書きました。こちらでも、短縮版でご紹介したいと思います。

(1)自分を責めること

何かうまくいかないことがあるとつい自分を責めてしまいがちですが、自分を責め始めたとたんに、どんどんエネルギ-が失われていきます。

責めても何も解決しないとわかっているのにどうしても自分を責めてしまう場合、どうしたらやめられるのでしょう?

人は、自分を責めている時、無意識に「なんで私はこうなんだろう?」って思っています。

その質問をしたとたんに、脳は原因を過去の記憶の中から検索し始めます。

そして、失敗したできごとを次々探し出してくるので、また責めて落ち込んでエネルギ-を失うという悪循環におちいります。

そうならないためには、自分への質問を変えることです。
「どうしたら、~~の状態になるだろう?」と望ましい~~の状態に焦点を当てて、そのための方法を探す質問をします。

慣れるまでは、気づかずに責めてしまうので、意識的に「なんで」を「どうしたら」に変える必要があります。

このような方へのコ-チングセッションでは、新しい良い習慣が身につくようにサポ-トしています。

(2)未来への心配と過去への後悔

ほとんどの人は、意識の半分以上が未来か過去に向いていて、100%の意識が現在に集中していることはまれだそうです。だからこそ、100%今に集中できることは貴重なんですね。

ふだんの生活の中で今に集中することができるようになると、やっていることの仕上がりも効率もよくなります。

それはわかるけど、どうしても先が心配という場合は、何が心配なのかを書き出すといいです。

一つ一つの心配が具体的になると、対策も立てやすくなり、安心できます。

これはコ-チングでもよくやる方法です。

また、過去のことをどうしても悔やんでしまう場合は、学びの視点から見直すことをおすすめします。

「そのできごとから学べることはなんだろう?」と質問します。

これは、セラピ-でもコ-チングでもよく使う方法です。

学びや成長という観点で見たとき、すべてに失敗というのはなくなります。

(3)迷うこと

決断できなくて迷っている間は、ずっとエネルギ-を使っています。

迷うのは、損をしたくない、失敗したくない、後悔したくないという気持があるからですよね。

ホスピス等での調査でわかったことだそうですが、人が亡くなる直前に最も後悔するのは、「やらなかったこと」だそうです。

「やらなければ良かった」と思うことより、「やっておけば良かった」と思うことの方が圧倒的に多いとか。

わたしたちはいろいろな体験を通して成長するために肉体を持って生まれてきたわけですから、損をしようと失敗しようと、その体験によって成長できたら、魂にとっては成功なんです。

とはいえ、どうしても恐いという場合もありますよね。

そんな場合は、過去にそのことにまつわる体験で傷ついていることが多く、自分を守るためにブレ-キをかけてしまいます。

「どんどん行動して行こうと思うのになかなか進めない」というアクセルとブレ-キを同時に踏んでるような状態の時、ブレ-キのもとになっている傷を癒したり、そのもとになっている思い込みを外す必要があります。

コ-チングで目標設定して実際の行動を決めようとすると、進めなくなるという方が意外に多くてどうしたらいいんだろう?と悩んでいた時に、ヒプノセラピ-を組み込む方法を思いつきました。

ヒプノセラピ-は、過去の傷を癒したり、ブロックを外したりすることが出来るので、
コ-チングのプロセスの中に入れることで、ブレ-キを外しながら進むことができるようになりました。
コ-チングとヒプノセラピ-を別々に行なうよりずっと効率的です。

(4)流れに逆らうこと

やって後悔するよりやらなくて後悔することの方が多いから、迷ったら行動した方がいいということを書きました。

とはいえ、いつでも行動する方がいいわけではありません。

自然な流れに逆行するような場合は、エネルギ-の無駄遣いになりがちです。

たとえば、春に種を撒いて秋に収穫というのが自然な流れですが、この逆をやっても、無駄になってしまいますよね。

人生にも、四季に似た流れがあります。

数秘の9年で1サイクルの周期がそれにあたります。

「あなたらしく幸せに生きるための数秘入門メ-ル講座」の8日目に、この年周期について説明しています。

1の年が種まきで、3の年で発芽、8の年で収穫、9の年で耕すというような流れです。

ということは、1の年は、どんどん人に会ったりいろんなことにチャレンジしたりする方が自然です。

4の年の場合は、じっくり腰を落ち着けて基盤を固めるのに適しています。

迷ったときは、今自分が流れのどの辺にいるのかも参考にしてみてください。

(5)嫉妬することと憎むこと

これまでに挙げたエネルギ-を浪費することというのは、主に、いつのまにか浪費している、気づきにくい感情を取り上げてきました。

ところが、誰でも気づきやすいマイナス感情で、エネルギ-の強さでは一番のものがあります。

これに囚われると、とても苦しいだけでなく、相手を病気にさせることも出来るほどの強い感情です。

古今東西、この感情に突き動かされた人間の姿が小説や戯曲等でさまざまに描かれています。

嫉妬や憎しみの感情エネルギ-は強大で、人に向かっていくという特徴があります。

これは、相手だけでなく同時に自分自身も損なうもので、ときには、魂を欠けさせてしまう場合もあります。

こういう弊害をよく知って、憎しみや嫉妬を手放すことが大切です。

とはいえ、自分は何も悪いことをしたわけではないのに、理不尽なことをされた場合、相手に憎しみを持たないなんて無理!と思うのが普通です。

起きた出来事には必ず原因があります。
その原因は、忘れていた過去の自分の言動かもしれません。
あるいは、前世にやったことの結果を今世受け取っているのかもしれません。

もし、理不尽な目に合ったときは、
「覚えてはいないけれど、きっと自分が過去与えたマイナスを今受け取って帳消しになったんだ!」という風に考えてみるといいですね。

(世界中の人々がそんな風に思えるようになったら、復讐の連鎖による戦争がなくなると思うのですが・・・)

(6)浪費行動

これまで、エネルギ-を浪費する「感情」を取り上げてきましたが、最後は、「浪費行動」についてご紹介します。

適度なら健康にいいことでも、過食、過労など、過剰になると、健康を損ないます。

運動も、その人にとって適度ならエネルギ-の循環をよくしますが、過度になると、浪費になります。
SEXも、適度ならホルモンの分泌を良くしたり、グラウンディングの効果もありますが、過度になると、エネルギ-を失います。
睡眠も、寝過ぎてしまうと、健康に良くなくて、質の良い睡眠を適度な時間とるのがベストです。

ところが、すべてが適度ならそれが一番かというと、そうとは限りません。

スポ-ツ選手が適度に運動していても成績が伸びることはなく、限界を越えるためには負荷を加える必要があります。
これは、運動の能力だけではなく、どの能力にも通じることです。

自分にとって適度という範囲から出て、無理と思うようなチャレンジをすることで、能力が引き出され、エネルギ-アップします。

こういうことのサポ-トに最適なのがコ-チングです。

スポ-ツ選手にはコ-チが付いているように、どんな分野でも、コ-チがいると、能力を引き出し、目標を達成しやすくなります。

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