- [6]設計士さんとのご縁
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最初に書いたように、そもそも、家を建てる気など毛頭なかった夫が、家を建てようという気になったのは、私の産後の不調を心配した義母に、「その家を出なければ健康にはなれないから、とにかく早く家相のいい家に引っ越すように。」と言われたからです。
夫は、東京郊外の建売住宅等をいろいろ見て回りましたが、何しろバブル崩壊前のこと、手が出せそうな価格で家相のいい家など全くなく、土地を買って家相のいい家を建てようと思うようになったんです。
そして、埼玉県で珍しく売り出しのあった土地を購入したのですが、あとになって、とんでもない土地だとわかり、結局、家を建てることも売却することもできなくなり、このロ-ンが家計を圧迫することになりました。
土地を買った頃、東京近辺の設計士さん達で作っている「家づくりの会」が開催した「家づくりセミナ-」の案内を新聞で見つけ、夫婦で参加しました。
20人くらいの設計士さん達との質疑応答後、「どの人がいいと思う?」と夫に聞いたら、私がいいと思っていた人と同じでした。
二人が気にいった設計士さんとは、家づくりの会の事務所で一度お話しましたが、それからまもなく海外転勤という形で引っ越すことになり、家を建てる話は棚上げになってしまいました。
帰国後も、元の家にいたのは半年程で名古屋に転勤になったため、家の話は棚上げのままでした。
開田高原に家を建てようと決めたとき、始めは名古屋の工務店を訪ね、建物見学会にも行ってみましたが、どうしてもぴんと来ませんでした。
でも、東京からでは遠すぎて、その設計士さんには頼みにくいと思っていたのです。
ここでの決断を促したのは、友人にやってもらったタロットリ-ディングでした。
他の候補者に頼んだ場合とその設計士さんに頼んだ場合とでは、明らかにカ-ドが違っていました。
意を決して頼みに行ったところ、一晩悩んだそうですが、快く引き受けてくれました。
独学で建築を学ばれただけあって、設計の仕事が好きでたまらないということが、打合せの度に伝わって来ました。
工事現場でも、いつも楽しそうに見回っていて、その姿を見るのが楽しみでした。
土地を購入した頃、私が参加したワ-クショップで、参加者一人ずつが欲しいものに対して、みんなで順番にエネルギ-を送るというエネルギ-ワ-クをしたときに、住宅雑誌の切り抜きを持って行って、そういう家が建てられるようにエネルギ-を送ってもらいました。
それから約10年後に家が建ったときには、その切り抜きのことは忘れていたのですが、ひょんなことで出てきて、あまりにも似た雰囲気だったので、びっくりしました。
(合宿セミナ-をするようになってからは、時々、このエネルギ-ワ-クを行なっています。)
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[7]ヴィジョンに光を送る
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