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生まれる前の世界
  • 2022年01月23日
  • スピリチュアル
生まれる前の世界
昨年あった興味深い体験を紹介したいと思います。


初めて長女に対してヒプノセラピーをして、生まれる前の時点に誘導した時の体験です。



何年か前の長女は、まるで虐待を受けて捨てられた犬のように、そばに寄るだけで噛みつかれそうな状態でした。


そこから、ある程度普通に話せるようになった経緯は、「命の川をつないで」の中に書きました。



その日も、子どもの頃の恨み事が止まらず、すべて親のせいだと言わんばかりでした。


「でも、自分で親を選んだのよ。」と言うと
「そんなわけない!」と言うので、
「じゃあ確かめてみる?」と聞いたら、OKが出ました。


辛い症状の原因となっている(と本人が思い込んでる)親が、ヒプノセラピーの誘導をすることは通常あり得ません。


この時も、本人の抵抗が大きく、深いリラックスもできないので、無理かなと思いましたが、ダメもとで生まれる前に退行するヒプノセラピーをやってみました。


リラクゼーションの誘導をしたあとの流れをかいつまんで書きます。

「  」は私の言葉
『  』は娘の言葉
(   )はその時の私の気持ちです。



「今一番行きたい落ち着く所は?」

『白い砂浜』

砂浜を散歩したあと、地下に下りて行って自分の部屋に入る。

「どんな部屋ですか?」

『牢獄のような何もない部屋』

その後砂浜に戻る。

※通常、過去に退行する時は地下に下りることが多いんですが、本人にとってそこは居心地悪い感じだったので、いったん戻りましだ。

「今行きたい所は?」

『海の中』

人魚が出て来て、その人魚や魚と一緒に泳いだりしてから、その人魚が海の宮殿のような所に連れて行ってくれて、中に入る。


『(人魚の)お父さんのような人がいて、何かを伝えようとしてくれてる。
でも、私が抵抗しているから、何も聞くことができない。』


次に砂漠に行って、絨毯が敷いてあるテントに入る。

『またお父さんのような人がいて、何かを伝えようとしたけれど
やっぱり抵抗が強くて、その人が何を言ってるのかわからない。』


「それでは、生まれる前の時点に行ってください。」

「そこはどんな所ですか?」

『雲の上のような所にたくさんのこれから生まれる魂がいる。』

「どんな気持ちでいるんですか?」

『みんな生まれるのを楽しみにしている。』

「これから生まれる魂以外の人もいますか?」 

『神様のような大きい人が一人いる。』

「これからどこに行くんですか?」 

『お父さんとお母さんのところ。』

「どうやってその親を選んだんですか?」

『わからない。』

「何をしに行くんですか?」 

『体験することがある。それをやるんだという強い気持ち』

「どうやって生まれるんですか?」 

『ウォータースライダーのような滑り台で降りていく。』

(生まれる前の様子は胎内記憶を持つ子どもたちが話す内容とそっくりで驚いた。)


「お腹に入ったときの感覚は?」 

いきなりポロポロ涙を流し始める。

(胎児は母親の気持ちを自分の感情のように感じるので、妊娠中すごく悲しんだことってあったっけ?と慌てた。)


『暖かい。今まで感じたことがないすごい愛に包まれてる感じ。』

その後、元の海岸に戻ってから、今ここに戻って、すっきり目が覚めるように誘導する。

すると
『あんなに愛してくれてたんだ!』と娘がいきなり抱きついてきました。


これまで、親から愛されていない、何も与えられていないと主張していた娘が
初めて、本当はすごく愛されていたことを実感した体験になりました。


ドラマや小説なら、感動的なハッピーエンドになるはずですが、
そう簡単にはいかないのが、ドラマとは違うところですね。


それでも、この出来事以降は、以前ほど「愛されていない!」と主張することはなくなりました。


また、その後、娘に対して、アウェイカー(全脳活性)メソッドの誘導ワークを行なうようになりました。



誘導ワークを重ねていくうちに、この時出てきた人魚のお父さんのような人がどんな存在でどんなことを伝えようとしていたのかも明らかになって行きました。




写真は、木せい舎から車で15分くらいの所にある「白川氷柱群」です。
実際は、この3〜4倍の幅があって、見応え十分です。

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