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〔4〕つわりのもとから逃れて
  • 2023年10月06日
  • 時空を超えた物語
〔4〕つわりのもとから逃れて
前回の「産みなさい」では、お腹の子との前世での縁を知って、産む決心をしたというところまで書きました。



インドネシアに行ったことがある方はご存知だと思いますが、空港を出た途端に独特の匂いが漂ってきます。


バリ島はそれ程ではないのですが、ジャカルタはココナッツ油にスパイスが混じったような匂いがします。


インドネシアの料理は、唐辛子、にんにく、クロ-ブなどのスパイスを石臼でつぶしてから、ココナッツ油で揚げることが多いからだと思います。



住んでいた場所がカンポン(村)の中だったので、いつもそんな匂いが漂っていました。


すぐに慣れたんですが、つわりが始まった途端に、その独特の匂いと油っこい料理がどうにも気持ち悪くて、さっぱりしたお蕎麦やそうめんが恋しくなりました。



その匂いから逃れ、上の二人を産んだ産院の先生に診察してもらうために、一度一人で帰国することになりました。



空港では、なぜか予約していた席が埋まっていて、代わりにと、ファ-ストクラスに案内されました。


おかげで、特別ラウンジで休めて、夜行フライトでも、席が水平に倒れてベッド状態になったので助かりました。



東京の実家に着いて、スパイスの匂いから解放され、やっとさっぱりしたものが食べられると思ったら、中華のお店に連れて行かれて、そこに弟夫婦がやって来ました。


そして、「まさか本当に産むつもりじゃないでしょうね?」と詰め寄られました。



「最終的に決めるのはあなたです。」って、母からの手紙に書いてあったから、「産むことに決めました。」と返事したんですが・・・。



「出産で体が悪くなることはあっても、良くなることはあり得ない!」と、医者の弟からも言われて、もう一度考え直すようにとみんなから言い渡されました。



「とにかく、一度診察してもらってから・・・」と返事を濁して、その場を解放してもらいました。



約束した魂が赤ちゃんとしてやってくる⁉」に続く・・・


・~・~・~・~・


写真は、名古屋駅ホームのきしめんです。

新幹線ホームのきしめんが一番美味しいと言われてるそうですが、娘(インドネシアで授かった子)が何度も食べ比べた結果、中央線ホームのが一番と言うので、先日、乗り換えの待ち時間にトライしました。

お出汁が美味しい!
小さい煮揚げと海老天が乗ってて500円とコスパもいい!
オススメです(^^)

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