- 〔8〕父の胸の内
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前回の「胎児ならではのコミュニケーション法」では、お腹の子に聞いて、自宅出産を決めたところまで書きました。
帰国後は、時々整体に行き、マタニティヨガも習うようになりました。
ヨガのトレ-ナ-をされていたAさんから、初めて「数秘リ-ディング」を受けて、
名前が表す使命を知ったことで、自分の名前の変遷の意味がわかった気がしました。
そして、この年に始まった「いいお産の日」のイベントに、Aさんが行ってくれたおかげで、出張助産師さんが見つかったのです。
これで自宅出産が可能になったと思った私は、父の友人でもある産婦人科の医師にそれを伝えました。
しばらくして、珍しく両親が揃って家にやってきたと思ったら、「頼むから自宅出産は止めて欲しい!」と言ったのです。
「あんな思いは二度としたくない。」とポツリと言った父の言葉が心に刺さりました。
娘が危篤という電話で、突然母がジャカルタに飛んでから、無事だと聞くまで一人でどんな思いでいたんだろうと、その時初めて父の胸の内を思いました。
無口で、自分の思っていることを言葉にすることがなかった父が、珍しく漏らした言葉でした。
そんな父に対して、どうしても家で産むとは言えなくなってしまい、ここからまた葛藤が始まりました。
「逆子が直って」に続く・・・
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