- 〔9〕逆子が直って
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前回の「父の胸の内」では、両親が家まで訪ねて来て、自宅出産を止めてほしいと頼んだところまで書きました。
実は、その頃胎児は逆子になっていたので、そのまま自宅出産して頭がつかえた場合、帝王切開に切り換えることも出来なくて危険が伴うわけだから、そう頼むのも当然のことだと思いました。
それからは毎日、逆子を直す体操をするとともに、お腹の子に、「逆子のままでは家で産めないから、頭を下にしてね。」と話しかけました。
そして、次の出張助産師さんの検診のときに、ちょっと手伝ってもらったら、くるっと向きを変えて、逆子が直ったんです。
これで、家で産める!と思いました。
その出張助産師さんは、お産の時の希望を事細かに聞いてくれました。
私がお願いしたのは、以下のようことでした。
〇好きな姿勢でいきむ(仰向けでいきむのは力が入りにくい)
〇生まれた直後に抱っこする
〇へその緒の拍動が止まってから、父親にへその緒を切ってもらう
〇生まれたばかりの赤ちゃんがまぶしくないように部屋の灯りをほどほどの明るさにする
そうやって準備が整った出産予定日の二日前、阪神大震災が起こり、神戸にある夫の実家への電話はつながらなくなりました。
続く・・・
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当時は、赤ちゃんにとっても、私の体のためにも、自宅出産がベストだったので、それを望んだわけですが、最初から帝王切開を望む赤ちゃんもいるそうです。
ちなみに、この子が大人になって結婚し、初めて出産した時は、病院での自然分娩を希望して入院しましたが、胎児の頭が大きすぎて途中から帝王切開になりました。
この時は、つくづく病院でよかった!と思いました。
「お母さん、心配しないで」に続く
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今年の秋はシイタケが出来ないのかもとあきらめていたら、11月になってから次々と出て来ました!
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